DEFLESHED（デフレッシュド）とは？スウェーデン発スラッシュ×デス・メタルの融合！

DEFLESHED（デフレッシュド）とは？スウェーデン発デス/スラッシュ・メタルの狂気
1. DEFLESHEDのバンドメンバー構成と変遷
アルバム紹介：DEFLESHEDが残した功績と狂気のデス/スラッシュが持つ普遍的な魅力

DEFLESHED（デフレッシュド）とは？スウェーデン発デス/スラッシュ・メタルの狂気

DEFLESHED（デフレッシュド）は、1991年、スウェーデンのウプサラで結成されたデス/スラッシュメタル・バンドです。北欧メタルシーンの中でも、デスメタルの獰猛さとスラッシュメタルのスピード感を融合させた独自のスタイルで注目を集めました。初期はデモ作品を中心に活動し、徹底した攻撃性と鋭利なギターリフでアンダーグラウンド・シーンから支持を得ていきます。

1992年から1994年までにデモやEPを発売した後、1996年にリリースされたデビューアルバム『Abrah Kadavrah』を皮切りに、DEFLESHEDは本格的に活動を開始します。その後も『Under the Blade』（1997）、『Fast Forward』（1999）、『Royal Straight Flesh』（2002）など、圧倒的なスピードと攻撃性を前面に押し出した作品を次々と発表しました。これらのアルバムは、スウェーデンのデス・メタル/スラッシュ・メタルの融合を象徴する“デスラッシュ・メタル・バンド”として高い評価を受けています。

バンドは2005年に解散を発表し、その後長い沈黙の期間を迎えました。メンバーはそれぞれ別の音楽活動に携わり、DEFLESHEDの名は過去の伝説的存在として語られることになりました。しかし、この時期も彼らのアルバムはスウェーデン・デスメタルの隠れた名盤として再評価され続け、熱心なファン層を維持していました。

2021年1月、DEFLESHEDは突如として再結成を果たし、世界のメタルシーンに衝撃を与えました。2022年には17年ぶりの6thアルバム『Grind Over Matter』をリリースし、彼らが健在であることを強烈に示しました。最新作では過去のスピードと凶暴性を保ちながらも、現代的なサウンド・プロダクションを取り入れ、若い世代のメタルファンからも支持を集めています。

DEFLESHEDの魅力は、デスメタルの残虐性とスラッシュメタルの切れ味を絶妙にブレンドしたサウンドにあります。スウェーデンのメタルシーンの中でも独自の立ち位置を築き、AT THE GATESやTHE HAUNTEDといった同国のバンドと並び称される存在です。また、後進のデスラッシュ・バンドに多大な影響を与えたことでも知られています。再結成後も精力的に活動を続けており、ライブやフェス出演を通じて世界中のメタルファンを熱狂させています。デス/スラッシュメタルの伝統を守りつつ、現代的な進化を遂げた彼らの姿は、スウェーデン発メタルの真髄を体現していると言えるでしょう。

DEFLESHEDのバンドメンバー構成と変遷

【現メンバー】
ラース・ロフヴェン（Lars Löfven） – Guitar（1991～2005、2021～）
グスタフ・ヨルデ（Gustaf Jorde） – Vocal/Bass（1992～2005、2021～）
マッテ・モーディン（Matte Modin） – Drums（1995～2005、2021～）

【過去メンバー】
オスカー・カールソン（Oskar Karlsson） – Drums（1991～1995）
クリストファー・グリードル（Kristoffer Griedl） – Guitar（1991～1995）
ロビン（Robin） – Vocal（1992）