バンド紹介
FACE DOWN(フェイス・ダウン)は、スウェーデン出身のグルーヴ・メタル/デス・メタル・バンドです。1993年にストックホルムで結成され、1990年代後半のスウェーデンのエクストリーム・メタル・シーンの一翼を担いました。彼らの音楽は、グルーヴ感のあるヘヴィなリフと攻撃的なヴォーカルが特徴で、PANTERAやMACHINE HEAD、さらには当時のスウェディッシュ・デス・メタルの影響も感じさせるスタイルです。
バンドは1993年に前身のMACHINE GODが結成され、1994年にFACE DOWNに改名されました。彼らはデモを制作し、地元のメタルシーンで徐々に知名度を上げていきました。その後、デビューアルバムの制作に取り掛かり、1996年にデビューアルバム『Mindfield』をリリースしました。この作品は、スウェーデンのデス・メタルとアメリカのグルーヴ・メタルを融合させたサウンドで評価され、バンドの知名度を押し上げました。
1997年には2ndアルバム『The Twisted Rule the Wicked』をリリースしました。このアルバムでは、さらに洗練されたグルーヴ・メタルの要素が加わり、より成熟したサウンドへと進化しています。しかし、当時のシーンではスウェディッシュ・デス・メタルやメロディック・デス・メタルが主流だったこともあり、FACE DOWNは独自の路線を歩むバンドとして認識されました。
1999年頃にバンドは解散状態となり、マルコ・アロ(Marco Aro)<Vo>は2000年にTHE HAUNTEDへ加入しました。The Hauntedでは『Made Me Do It』(2000年)や『One Kill Wonder』(2003年)などのアルバムでフロントマンを務め、グロウルヴォイスを活かしたパフォーマンスで人気を集めました。
解散後は様々なバンドで活動していたメンバーは2004年、FACE DOWNは再結成。3rdアルバム『The Will to Power』をリリースしました。この作品では、再びグルーヴメタルとデスメタルの要素を融合させた強烈なサウンドを展開しました。しかし、再結成後の活動は長続きせず、2011年にバンドは再び解散しました。
FACE DOWNは解散後は、目立った活動を行っていません。バンドの再結成の可能性は不明ですが、1990年代のスウェーデン・エクストリーム・メタルシーンの中で、独自のグルーヴと攻撃的なスタイルを持ったバンドとしての影響力は、今なお根強いものがあります。
アルバムレビュー(最新アルバム順)
The Will To Power(2005)
- Drained
- Blood Tiles
- Heroin
- Insanity
- Will To Power
- Grey
- Heretic
- The Delusion
- War Hog
- The Unsung
The Twisted Rule The Wicked(1997)
- Dead Breed
- Self Appointed God
- Waste
- Life Relentless
- Autumn Scars
- Bed Of Roaches
- Top Of The World
- Slender Messiah
- For Your Misery
- Embrace The Moment
- Cleansweep
- With Unseeing Eyes
Mindfield(1995)
- Weak
- Kill The Pain
- Human
- Holy Rage
- Demon Seed
- Save Me, Kill Me
- Colors
- Twelve Rounds
- Hatred
- One Eyed Man
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