DEATH ANGEL（デス・エンジェル）の歴史｜結成から現在までの軌跡とアルバム紹介

DEATH ANGEL（デス・エンジェル）とは？ベイエリア・スラッシュの誇りを背負う実力派バンド
1. DEATH ANGELの現メンバーと過去の主要メンバー
DEATH ANGELのアルバム紹介：ベイエリア・スラッシュの生き証人！

DEATH ANGEL（デス・エンジェル）とは？ベイエリア・スラッシュの誇りを背負う実力派バンド

DEATH ANGEL（デス・エンジェル）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリア出身のスラッシュ・メタル・バンドです。1983年に結成され、同地域を代表する「ベイエリア・スラッシュ・メタル・ムーブメント」の一翼を担いました。

メンバーの多くがフィリピン系アメリカ人という異色のバックグラウンドを持ち、若干10代でのバンド結成と、その卓越した演奏力で一気に注目を集めました。1986年にMETALLICAのカーク・ハメットがプロデュースしたデモテープ『Kill As One』が話題を呼び、1987年にはデビューアルバム『The Ultra-Violence』をリリース。メンバーの平均年齢が17歳ということ、驚異的なスピードとテクニカルなギターリフが話題となり、スラッシュ・メタル界における名盤として高く評価されています。

1988年の2ndアルバム『Frolic Through the Park』では、スラッシュ・メタルにファンクやプログレッシブ要素を加えた独自のサウンドで評価をさらに高め、1989年の『Act III』ではメジャーレーベルと契約を果たします。

しかし、1990年に発生したツアーバス事故の影響で活動を一時停止。バンドは長期の活動停止状態となりますが、1993年からTHE ORGANIZATIONに改名し、アルバム2枚を制作しますが、大きく変わった音楽性により評価は分かれ短命に終わりました。長い沈黙を経て、2001年に癌の闘病中だったTESTAMENTのチャック・ビリー（Chuck Billy）<Vo>のベネフィットイベントに出演するため、再結成を果たし、活動を再開し、以降は精力的にアルバムを発表。2004年の『The Art of Dying』、2010年の『Relentless Retribution』、2013年の『The Dream Calls for Blood』など、再結成後もクオリティの高い作品を連発し、現在に至るまでシーンの第一線で活躍を続けています。

2019年の『Humanicide』で、グラミー賞にもノミネートされるなど、その実力と影響力は衰えることを知りません。2020年にアルバム制作のための作曲を始めますが、メンバーが新型コロナウィルスに感染したり、ツアーが影響を受けますが、2022年から2023年には再開。2025年に新曲を発表し、次作のアルバムが期待されています。

DEATH ANGELは、今なお進化し続けるスラッシュ・メタルの象徴的存在として、多くのファンに支持されています。

DEATH ANGELの現メンバーと過去の主要メンバー

【現メンバー】
ロブ・キャヴェスタニー（Rob Cavastany） – Guitar（1982～1991、2001～）
マーク・オゼグエダ（Mark OSegueda） – Vocal（1984～1991、2001～）
テッド・アギュラー（Ted Aguilar） – Guitar（2001～）
ダミアン・シッソン（Damien Sisson） – Bass（2009～）
ウィル・キャロル（Will Carroll） – Drums（2009～）

【過去メンバー】
デニス・ぺパ（Dennis Pepa） – Bass（1982～1991、2001～2008）、Vocal（1982～1984）
アンディ・ギャレオン（Andy Galeon） – Drums（1982～1991、2001～2009）
ガス・ぺパ（Gus Pepa） – Guitar（1982～1991）
サミ―・ジョスダド（Sammy Diosdado） – Bass（2009）