BOLT THROWER(ボルト・スロワー)とは?バンド結成から現在までの歴史
BOLT THROWER(ボルト・スロワー)は、1986年にイングランド・コヴェントリーで結成されたデス・メタル・バンドで、重厚なミッドテンポのリフと戦争をテーマにした独自の世界観で知られる、UKデス・メタルを代表する存在です。結成当初はグラインドコアの影響を受けた荒々しいサウンドを展開していましたが、1988年のデビューアルバム『In Battle There Is No Law!』を皮切りに、徐々にミッドテンポ主体の重戦車のようなサウンドへと進化していきます。続く1989年の2ndアルバム『Realm of Chaos』では、ミニチュアゲーム「Warhammer」の世界観と結びついたアートワークと楽曲コンセプトが話題となり、バンドの知名度を大きく押し上げました。
1991年『War Master』、1992年『The IVth Crusade』では、重厚かつ荘厳なデス・メタルスタイルを確立し、シーンにおける地位を不動のものとし、1994年の5thアルバム『…For Victory』ではさらに完成度を高め、BOLT THROWER特有の「遅く重く、それでいて圧倒的にグルーヴィー」な音楽性が頂点に達しますが、デビューからフロントを務めたカール・ウィレッツ(Karl Willetts)<Vo>が脱退し、現ASPHYX、元PESTILENCEのマーティン・ヴァン・ドルネン(Martin van Drunen)<Vo>に交代しますが、ツアー後に脱退。アルバム制作のため復帰したカール・ウィレッツ(Karl Willetts)を迎え、1998年の6thアルバム『Mercenary』を発売し、洗練されたサウンドへと進化しました。しかしながら、カール・ウィレッツ(Karl Willetts)が再び脱退し、当時BENEDICTIONを脱退していたデイヴ・イングラム(Dave Ingram)<Vo>が加入。
ヨーロッパツアーを行い、新しいアルバム制作を行い2001年に『Honour – Valour – Pride』を発売。2004年に次のアルバム制作に取り組み、ヨーロッパとアメリカツアーを計画しますがデイヴ・イングラムが脱退。同年にカール・ウィレッツ(Karl Willetts)が復帰し、2005年に『Those Once Loyal』を発売し、バンドの集大成ともいえる傑作を発表します。この作品はデス・メタル史における名盤のひとつとして高く評価されています。
2015年、1994年から1997年までドラマーを務めたマーティン・カーンズ(Martin Kearns)が38歳という若さで逝去したことを受け、バンドは「彼なしでは活動を続けない」という決断を下し、正式に活動終了しました。
BOLT THROWERは、スピードや技巧に偏らず、「重さ」「反復」「圧倒的なグルーヴ」によって独自のスタイルを築き上げたバンドです。その音楽はドゥーム寄りのデス・メタルやグルーヴ重視のエクストリーム・メタルに多大な影響を与え、現在もなお多くのリスナーやミュージシャンに支持され続けています。活動は終焉を迎えたものの、その存在はデス・メタル史における重要な象徴として語り継がれています。
BOLT THROWERのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【最終メンバー】
■ギャヴィン・ワード(Gavin Ward) – Bass(1986~1987)、Guitar(1987~2016)
■バリー・トムソン(Barry Thomson) – Guitar(1986~2016)
■ジョー・ベンチ(Jo Bench) – Bass(1987~2016)
■カール・ウィレッツ(Karl Willetts) – Vocal(1988~1994、1997~1998、2004~2016)
【過去メンバー】
■アンドリュー・ホエール(Andrew Whale) – Drums(1986~1994)
■アラン・ウェスト(Alan West) – Vocal(1986~1988)
■アレックス・トゥイーディ(Alex Tweedy) – Bass(1987)
■マーティン・カーンズ(Martin Kearns) – Drums(1994~1997、1999~2015)
■アレックス・トーマス(Alex Thomas) – Drums(1997~1999)
■デイヴ・イングラム(Dave Ingram) – Vocal(1998~2004)
■マーティン・ヴァン・ドルネン(Martin van Drunen) – Vocal(1995~1996)
BOLT THROWERのアルバム紹介:UKデスメタルシーンを築いた功績
Those Once Loyal(2005)

- At First Light
- Entrenched
- The Killchain
- Grantie Wall
- Those Once Loyal
- Anti-Tank(Dead Armour)
- Last Stand Of Humanity
- Salvo
- When Cannons Fade
Honour, Valour, Pride(2001)

- “Contact – Wait Out”
- Inside the Wire
- Honour
- Suspect Hostile
- 7th Offensive
- Valour
- K-Machine
- A Hollow Truce
- Pride
Mercenary(1998)

- Zeroed
- Laid to Waste
- Return from Chaos
- Mercenary
- To the Last…
- Powder Burns
- Behind Enemy Lines
- No Guts, No Glory
- Sixth Chapter
… For Victory(1994)

- War
- Remembrance
- When Glory Beckons
- …for Victory
- Graven Image
- Lest We Forget
- Silent Demise
- Forever Fallen
- Tank (Mk.I)
- Armageddon Bound
The IVth Crusade(1992)

- The IVth Crusade
- Icon
- Embers
- Where Next to Conquer
- As the World Burns
- This Time It’s War
- Ritual
- Spearhead
- Celestial Sanctuary
- Dying Creed
- Through the Ages (Outro)
War Master(1991)

- Intro… Unleashed (upon Mankind)
- What Dwells Within
- The Shreds of Sanity
- Profane Creation
- Final Revelation
- Cenotaph
- War Master
- Rebirth of Humanity
- Afterlife
Realm Of Chaos(Slaves To Darkness)(1989)

- Intro
- Eternal War
- Through the Eye of Terror
- Dark Millennium
- All That Remains
- Lost Souls Domain
- Plague Bearer
- World Eater
- Drowned in Torment
- Realm of Chaos
- Outro
In Battle There Is No Law!(1988)

- In Battle There Is No Law
- Challenge For Power
- Forgotten Existence
- Denial Of Destiny
- Concession Of Pain
- Attack in the Aftermath
- Psychological Warfare
- Nuclear Annihilation


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