THE LURKING FEAR(ザ・ラーキング・フィアー)とは?バンド結成から現在までの歴史
THE LURKING FEAR(ザ・ラーキング・フィアー)は、AT THE GATESのメンバーを中心にスウェーデンのヨーテボリで結成されたデス・メタル・バンドです。バンドはメロディック路線ではなく、ENTOMBEDやDISMEMBERに代表される90年代初頭の“オールドスクール・デスメタルの再興”を目的とし、北欧デスメタルの原点回帰を体現する存在として高い評価を受けています。
バンドは、2016年にAT THE GATESのトーマス・リンドバーグ(Tomas Lindberg)<Vo>、エイドリアン・アーランドソン(Adrian Erlandsson)<Dr>を中心にスタート。2017年にバンド名をタイトルにしたEPを発売した後、同年にCentury Media Recordsから発売されたデビューアルバム『Out of the Voiceless Grave』は、荒々しくダーティなギターサウンドとロウなプロダクションで高い評価を得て、スウェーデンのアルバムチャートで31位を記録しました。
2021年には、2ndアルバム『Death, Madness, Horror, Decay』が発売され、よりスピード感と攻撃性を増した曲がバンドの方向性を確立。本格的なツアーが計画されていましたが、世界的に起きたパンデミックにより、その活動は制限されることとなります。
その後、それぞれのメンバーはメインバンドの活動を優先し、バンドは停滞。2025年、トーマス・リンドバーグが死去したことにより、解散することがバンド公式のFacebookにて発表されました。
THE LURKING FEARは“AT THE GATESのメンバーが原点回帰として挑んだオールドスクール・デスメタルバンド”です。メロディック・デスメタルとは異なる重厚で土臭いサウンドを求めるリスナーにとって、非常に魅力的な存在と言えるでしょう。
THE LURKING FEARのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【最終メンバー】
■アンドレアス・アクセルソン(Andreas Axelsson) – Bass(2016~2025)
■エイドリアン・アーランドソン(Adrian Erlandsson) – Drums(2016~2025)
■フレドリック・ヴァレンバーグ(Fredrik Wallenberg) – Guitar(2016~2025)
■トーマス・リンドバーグ(Tomas Lindberg) – Vocal(2016~2025)
【過去メンバー】
■ヨナス・スタールハンマー(Jonas Stålhammar) – Guitar(2016~2022)
バンドの基本情報
| バンド名 | THE LURKING FEAR(ザ・ラーキング・フィアー) |
|---|---|
| 出身地 | スウェーデン(Sweden) |
| ジャンル | デスメタル |
| 結成年 | 2016年 |
| レーベル | Century Media Records |
| https://www.instagram.com/lurkingfearband/ |
|
| https://www.facebook.com/thelurkingfearofficial/ |
THE LURKING FEARのアルバム紹介:ENTOMBED系デスメタルの進化形
Death, Madness, Horror, Decay(2021)

- Abyssal Slime
- Death Reborn
- Cosmic Macabre
- Funeral Abyss
- Death, Madness, Horror, Decay
- Architects of Madness
- In a Thousand Horrors Crowned
- Kaleidoscopic Mutations
- Ageless Evil
- One in Flesh
- Restless Death
- Leech of the Aeons
”メロデスに飽きた人へ — 原点回帰のデスメタルがここにある”
「90年代初期スウェディッシュ・デス・メタルの質感をそのまま現代に蘇らせた一枚」であり、オールドスクール好きには“刺さる”作品です。一貫してオールドスクール・デスメタル。分厚く歪んだギター、ザラついた音像、そして荒々しいボーカルが前面に出て、土臭く、重く、そしてどこか不気味。どの曲も短くストレートで、無駄がありません。「The Fall」「Cosmic Macabre」「Death Reborn」は、シンプルながら耳に残るリフと暴力的な展開で、このバンドの魅力を端的に示しています。、本作は「現代のバンドが本気で90年代デスメタルを再現したらどうなるか」という問いに対する、非常に説得力のある答えです。懐かしさだけでなく、現役バンドとしての迫力も十分に感じられます。
Out Of The Voiceless Grave(2017)

- Out of the Voiceless Grave
- Vortex Spawn
- The Starving Gods of Old
- The Infernal Dread
- With Death Engraved in Their Bones
- Upon Black Winds
- Teeth of the Dark Plains
- The Cold Jaws of Death
- Tongued with Foul Flames
- Winged Death
- Tentacles of Blackened Horror
- Beneath Menacing Sands
”濁った音、重いリフ、逃げ場のない圧 — これが“本物”のデスメタル”
デビューアルバムであり、「現代に蘇った90年代スウェディッシュ・デスメタルの教科書的作品」です。オールドスクール・デスメタルそのもの。分厚く歪んだギターがうねり、低音が効いたリフが地を這うように展開します。音のイメージは「湿った土を踏みしめるような重さ」で、決してクリアではないものの、その濁りが逆に臨場感を生んでいます。スピード一辺倒ではなく、中速のグルーヴも多く、じわじわと圧をかけてくれます。「Winged Death」「The Infernal Dread」「Out of the Voiceless Grave」などはシンプルながら一度聴くと頭に残るリフがあり、繰り返し聴きたくなります。また、アルバム全体が約30分台とコンパクトで、ダレずに一気に聴ける構成も魅力です。曲のバリエーションは多くないため、ドラマ性を重視する人には単調に聴こえるかもしれません。“オールドスクール・デスメタルを純粋に楽しめるかどうか”が評価の分かれ目ですが、そこに魅力を感じるなら、ぜひ一度お試しを。
THE LURKING FEAR(ザ・ラーキング・フィアー)とは?バンドを知るための3つのFAQ
Q1. THE LURKING FEARとはどんなバンドですか?
A. THE LURKING FEARは2016年にスウェーデン・ヨーテボリで結成されたデス・メタルバンドで、AT THE GATESのメンバーを中心に構成されています。90年代初期のスウェディッシュ・デスメタルに強く影響を受けた、重く荒々しいサウンドが特徴です。
Q2. THE LURKING FEARのおすすめアルバムはどれですか?
A. 初めて聴く方には、デビュー作『Out of the Voiceless Grave』がおすすめです。オールドスクール・デスメタルの魅力がストレートに詰まった作品です。また、より攻撃的なサウンドを求める方には2ndアルバム『Death, Madness, Horror, Decay』も評価が高いです。
Q3. THE LURKING FEARは現在も活動していますか?
A. トーマス・リンドバーグ<Vo>が2025年に死去したため、バンドは公式Facebookにて解散を発表しました。残されたメンバーは、それぞれのメインバンドに戻り、活動しています。


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