1349は、1997年にノルウェー・オスロで結成されたブラック・メタル・バンドです。バンド名は、ヨーロッパでペストが猛威を振るい始めた「1349年」から取られ、初期ブラックメタルの冷酷で荒々しい音楽スタイルを継承しながらも、独自の音楽性を発展させてきました。
1349とは?バンドの基本情報
| バンド名 | 1349 |
|---|---|
| 出身地 | ノルウェー・オスロ(Norway Oslo) |
| ジャンル | ブラックメタル |
| 結成年 | 1997年 |
| レーベル | Season Of Mist, Candlelight Records, Holycaust Recordsなど |
| 公式サイト | https://legion1349.com/ |
| https://www.instagram.com/1349official | |
| https://www.facebook.com/1349official | |
| X(旧:Twitter) | https://x.com/1349official |
| YouTube | https://www.youtube.com/user/1349auralhellfire |
1349とは?サウンドと特徴を解説
1349の最大の魅力は、ノルウェー・ブラックメタルの原初的な暴力性と純粋性を極限まで研ぎ澄ましたサウンドです。現代的なメロディ重視や装飾的なアレンジとは一線を画し、あえて無慈悲で攻撃的な音像を追求している点が特徴で、高速ブラストビートと冷酷なトレモロリフが支配する楽曲は、聴く者を一気に暗黒の世界へと引きずり込みます。
・超高速ブラストビートによる圧倒的な破壊力
・冷酷かつ無機質なトレモロリフの連続
・宗教的・終末的テーマを扱う暗黒世界観
・攻撃性と没入感を両立したストレートな楽曲構成
MAYHEMやDARKTHRONEといった初期ブラックメタルの精神を色濃く受け継ぎつつ、よりスピードと暴虐性を強化したスタイルで知られています。特にドラマーであるフロスト(Frost)の鬼神のようなプレイは、バンドのサウンドを決定づける重要な要素です。
1349のバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■セイデマン(Tor Risdal “Seidemann” Stavenes) – Bass(1997~)
■レイヴン(Olav “Raven” Bergene) – Vocal(1997~)、Drums(1997~2000)
■アルカオン(Idar “Archaon” Burheim) – Guitar/Vocal[backing](1999~)
■フロスト(Kjetil-Vidar “Frost” Haraldstad) – Drums(2001~)
【過去メンバー】
■バルフォリ(Lars “Balfori” Larsen) – Guitar(1997~1998)
■ツァルヴ(Andre “Tjalve” Kvebek) – Guitar(1997~2006)
1349:バンド結成から現在までの歴史
ノルウェー・オスロで元ALVHEIMのメンバーを中心に結成。
SATYRICONのフロスト>Dr>が加入。
デビューアルバム『Liberation』を発売。
2ndアルバム『Beyond The Apocalypse』を発売。
3rdアルバム『Hellfire』を発売。
4thアルバム『Revelations Of The Black Flame』を発売。
5thアルバム『Demonoir』を発売。
6thアルバム『Massive Cauldron Of Chaos』を発売。
7thアルバム『The Infernal Pathway』を発売。
8thアルバム『The Wolf & The King』を発売。
1349のアルバム紹介:ブラックメタルの極限美
The Wolf & The King (2024)

- The God Devourer
- Ash of Ages
- Shadow Point
- Inferior Pathways
- Inner Portal
- The Vessel and the Storm
- Obscura
- Fatalist
2024年に発表された8thアルバム。暴虐なブラストビートはそのままに、スラッシュメタルの要素やグルーヴ感を取り入れた楽曲も収録され、よりダイナミックな作品へと進化しました。終末的な美学と圧倒的な攻撃性を維持しながら、新たなブラックメタル像を提示した作品として高く評価されています。
The Infernal Pathway (2019)

- Abyssos Antithesis
- Through Eyes of Stone
- Tunnel of Set VIII
- Enter Cold Void Dreaming
- Towers upon Towers
- Tunnel of Set IX
- Deeper Still
- Striding the Chasm
- Dødskamp
- Tunnel of Set X
- Stand Tall in Fire
2019年発売の7thアルバム。神秘主義やオカルト思想をテーマに据え、ブラックメタルならではの冷酷さと壮大さを両立。多くのメディアから「原点回帰と進化を両立した傑作」と高く評価されています。
Massive Cauldron Of Chaos (2014)

- Cauldron
- Slaves
- Exorcism
- Postmortem
- Mengele’s
- Golem
- Chained
- Godslayer
6thアルバムは、よりストレートで攻撃的なブラックメタルへ回帰します。複雑な構成を抑え、猛烈なブラストビートとリフ主体の楽曲が並び、初期作品を思わせる凶暴性が復活。サウンドはより洗練され、「現代版1349」の完成形ともいえる作品となりました。
Demonoir (2010)

- Tunnels of Set I
- Atomic Chapel
- Tunnel II
- When I Was Flesh
- Tunnel III
- Psalm 7:77
- Tunnel IV
- Pandemonium War Bells
- Tunnel V
- The Devil of the Deserts
- Tunnel VI
- Demonoir
- Tunnel VII
前作の実験性を残しつつも、1349本来の凶暴なブラックメタルへ回帰した作品です。アルバム全体に配置された「Tunnel Of Set」と呼ばれるインタールードが独特の世界観を演出し、暴虐性と芸術性が融合した名盤として高い評価を受けました。
Revelations Of The Black Flame (2009)

- Invocation
- Serpentine Sibilance
- Horns
- Maggot Fetus… Teeth like Thorns
- Misanthropy
- Uncreation
- Set the Controls for the Heart of the Sun (PINK FLOYD cover)
- Solitude
- At the Gate…
4thアルバムでは、それまでのスタイルを大胆に変化させました。ダークアンビエントやドゥーム的な要素を取り入れ、実験色の濃い作品へと進化。プロデュースにはCELTIC FROSTのトム・G・ウォリアー<Vo,Gt>も関わり、ブラックメタルの新たな可能性を模索した意欲作となりました。一方で、従来のファンからは賛否両論を呼ぶ作品でもあります。
Hellfire (2005)

- I Am Abomination
- Nathicana
- Sculptor of Flesh
- Celestial Deconstruction
- To Rottendom
- From the Deeps
- Slaves to Slaughter
- Hellfire
3rdアルバムは、多くのファンが最高傑作に挙げる代表作です。暴虐性・スピード・演奏力のすべてが極限まで高められ、ブラックメタル史に残る名盤として高く評価されています。ラストを飾る約13分にも及ぶタイトル曲「Hellfire」は、圧倒的な緊張感とドラマ性を兼ね備えた名曲として知られています。
Beyond The Apocalypse (2004)

- Chasing Dragons
- Beyond the Apocalypse
- Aiwass-Aeon
- Nekronatalenheten
- Perished in Pain
- Singer of Strange Songs
- Blood Is the Mortar
- Internal Winter
- The Blade
わずか1年後に発表された2ndアルバムでは、さらに攻撃性を増したブラックメタルを展開します。疾走感は前作以上となり、フロスト<Dr>の超人的なブラストビートが作品全体を支配。アルバムタイトルどおり、「終末のその先」を描いたような冷酷な世界観で、多くのブラックメタルファンを魅了しました。
Liberation (2003)

- Manifest
- I Breathe Spears
- Riders of the Apocalypse
- Deathmarch
- Pitch Black
- Satanic Propaganda
- Legion
- Evil Oath
- Liberation
- Buried by Time and Dust (MAYHEM cover)
1349のデビューアルバムは、オールドスクール・ブラックメタルへの敬意を全面に押し出した作品です。ローファイな質感を残しながらも、猛烈なブラストビートと鋭利なトレモロリフが全編を支配し、「現代に蘇った90年代ノルウェー・ブラックメタル」と絶賛されました。デビュー作ながら完成度は非常に高く、1349という名を世界へ知らしめた重要作です。
1349とは?バンドを知るための3つのFAQ
Q. 1349はどんなバンドですか?
A. 1349は、ノルウェー出身のブラックメタルバンドで、1997年に結成されました。バンド名は「黒死病(ペスト)がノルウェーに到達した年」に由来しており、純粋で攻撃的なブラックメタルを追求しています。高速ブラストビートと冷酷なサウンドが特徴です。
Q. 1349のおすすめアルバムはどれですか?
A. 2003年のデビュー作『Liberation』や、2004年の『Beyond the Apocalypse』、『Hellfire』(2005年)は完成度が高く、バンドの代表作として評価されています。激烈なサウンドと圧倒的な演奏力を体感できます。
Q. 1349の音楽性の特徴は何ですか?
A. 1349は、初期ノルウェー・ブラックメタルの流れを汲みつつ、極端にスピードと攻撃性を強化したスタイルが特徴です。シンフォニック要素や実験性を抑え、徹底して“純度の高いブラックメタル”を貫いている点が、他バンドとの差別化ポイントです。


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