ELECTRIC WIZARDとは？ドゥーム/ストーナー・メタルの暗黒王を解説！

ELECTRIC WIZARDの基本情報：バンドの歴史と変遷
1. バンドメンバー：度重なるメンバーチェンジと音楽性の深化
アルバム紹介：ELECTRIC WIZARDの音楽性と魅力

ELECTRIC WIZARDの基本情報：バンドの歴史と変遷

ELECTRIC WIZARD（エレクトリック・ウィザード）は、1993年にイギリス南部のドーセットで結成されたドゥーム/ストーナー・メタル・バンドです。バンドの中心人物は、ジャス・オボーン（Jus Oborn）<Vo,Gt>で、彼のヴィジョンがバンドの音楽性と世界観を形作っています。

BLACK SABBATHに代表される70年代ヘヴィメタルの影響を色濃く受けつつも、より暗く、重く、麻薬的なサウンドを追求しています。サイケデリックなギターリフ、破滅的なテンポ、ホラー映画やオカルトからの引用を多く含む歌詞は、彼らの独自性を際立たせています。

1995年にセルフタイトルのデビューアルバム『Electric Wizard』をリリースし、続く1997年の『Come My Fanatics…』で一躍注目を集めました。さらに2000年に発表された代表作『Dopethrone』は、ドゥームメタル史に残る傑作として高く評価され、ELECTRIC WIZARDの名をシーンに不動のものとしました。

その後もメンバーの交代を重ねながら、『Witchcult Today』（2007）や『Black Masses』（2010）など、オカルト色をより強調した作品を発表。2014年の『Time to Die』や2017年の『Wizard Bloody Wizard』では、バンドの本質である退廃的で狂気的な世界観を深化させています。

現在に至るまで、ELECTRIC WIZARDはライブ活動やフェス出演を通じて世界中のファンを魅了し続けています。ドゥーム/ストーナー・メタルの象徴的存在として、その影響力は後進バンドにも多大な影響を与えています。

ELECTRIC WIZARDは、「音の黒魔術師」とも呼ばれるにふさわしい、ヘヴィミュージック界の異端でありながらも中心的な存在です。そのディープで中毒性のあるサウンドは、今なお多くのリスナーを暗黒のトリップへと誘っています。

バンドメンバー：度重なるメンバーチェンジと音楽性の深化

【現メンバー】
ジャス・オボーン（Jus Oborn） – Guitar/Vocal（1993～）
リズ・バッキンガム（Liz Buckingham） – Guitar（2003～）
サイモン・プール（Simon Poole） – Drums（2012、2014～）
ハズ・ウィートン（Haz Wheaton） – Bass（2018～）

【過去メンバー】
ティム・バッグショウ（Tim Bagshaw） – Bass（1993～2003）
マーク・グリーニング（Mark Greening） – Drums/Percussion（1993～2003、2012～2014）
ロブ・アル＝イッサ（Rob Al=Issa） – Bass（2003～2008）
ジャスティン・グリーヴス（Justin Greaves） – Drums（2003～2006）
ショーン・ラッター（Shaun Rutter） – Drums（2006～2012）
タス・ダナゾグル（Tas Danazoglou） – Bass（2008～2012）
グレン・チャーマン（Glenn Charman） – Bass（2012～2014）
クレイトン・バーグス（Clayton Burgess） – Bass（2014～2018）